興奮しても勃起しない、十分に硬くならない、勃起しても長続きしないなど、満足な性交が行えるだけの勃起が得られない状態は、いずれもEDとなります。日本人男性の4人に1人がEDで悩んでおり、その数は年々増加しています。

原因

動脈硬化の進行や神経に障害がある場合（器質的ED）

• 50歳代に多い
• 糖尿病や高血圧、脂質異常症などから動脈硬化が起こると血液の循環が悪くなります。そのため、陰茎海綿体にも十分な血液が行き届かず、EDが起こりやすくなります。
• 喫煙や過度の飲酒も同様の理由から、EDを引き起こす原因と考えられています。

精神的なストレスがある場合（心因性ED）

• 30歳代、40歳代に多い
• 精神的なストレスがあると、神経の性的な興奮がうまくペニスに伝わらないため、EDが起こりやすくなります。

薬剤が原因の場合（薬剤性ED）

• 一部の種類の薬剤には、EDの原因となるものがあります。

治療

十分な問診をして、EDの診断をつけます。EDの治療では、ほとんどが飲み薬を使用しますので、薬が安全に使えるかを確認するために血圧測定と血液・尿検査を行います。必要に応じて心電図、胸部レントゲン、心エコーなども行います。現在、治療薬として、バイアグラ、レビトラ、シアリス（ジェネリック医薬品あり）が用いられます。いずれも個人差はありますが、その有効率は70〜80%程度です。

費用

患者様ご負担額＝手数料＋お薬代（１錠の料金＋錠数）

手数料（診察料＋処方料）

お薬代

＊院内処方でお薬をお渡しします

AGAとは男性に起こる脱毛症のことです。多くは生え際や頭頂部から髪が薄くなり、遺伝だけではなく男性ホルモンの影響などが原因で起こると考えられています。成人男性に多くみられ、中高年だけではなく、20歳代や30歳代といった若い世代でもAGAに悩む方は多いです。AGAは進行性の脱毛なので、早期から治療を始めることが大切です。

原因

髪は、成長する「成長期」、抜ける「退行期」、成長が止まる「休止期」の3つを1つのクールとした「ヘアサイクル」で生え変わりを行っています。AGAは、このヘアサイクルに乱れが生じた状態です。ヘアサイクルが乱れる主な原因の１つとして男性ホルモン（テストステロン）の作用が挙げられます。また、ストレスや生活習慣の乱れによる血行不良や頭皮環境の悪化などもAGAを引き起こす原因です。

治療

当院では飲み薬を用いた治療を行なっています。AGAの原因となる男性ホルモンに働きかける薬です。治療開始前後に各１回、血液検査を行います。治療前に行う検査は、薬が肝臓などの内臓への負担にならないかをチェックするため、治療後の検査は薬剤の影響を確認するために行います。いずれも安全に治療を続けるために必要な検査です。

費用

患者様ご負担額＝手数料＋お薬代

手数料（診察料＋処方料）

お薬代

＊院内処方でお薬をお渡しします